手作り石鹸

20070606201735 かつて欧米の家庭では料理で残った牛脂を溜めておいて台所で石鹸を作っていたそうです。昔は牛脂を煮立てて原料の油を取ったり草木を燃やして灰汁を使って仕込んでいたのだそうで、その過程はさぞかし大変だったことでしょう。

でも、今では苛性ソーダというものが出来、油も古い油ではなく、肌に良い良質の油を選んで、その油を劣化させないように火も使わないで作る方法が出来ました。

要するに油と苛性ソーダを混ぜて化学反応を起こさせた結果石鹸が出来るということなのです。

この化学反応をさせるときにグリセリンという天然の保湿剤も生成されます。グリセリンは天然の保湿剤として、化粧品等に配合されたり、販売されています。その為市販されている石鹸の殆どはこのグリセリンを石鹸の製造過程で抜き取ってしまいます。そして後から申し訳程度にグリセリンを配合するのだそうです。

でも、手作り石鹸は、このグリセリンをを丸ごと閉じ込めて固めてしまいます。だからしっとり柔らかな上質な石鹸が出来あがるというわけです。

一般的に石鹸は泡立ちの良さと溶けにくさを要求されるのだそうです。それに引き換え手作り石鹸は市販の石鹸に比べると、どうしても泡立ちが少ないです、そしてたっぷり含んだグリセリンが水分を引き寄せる性質を持つ為、非常に溶けやすいという特徴があります。そこが難点といえば言えるのですが。。。

溶けたゼリー状の部分は保湿成分のグリセリンなのです。それは逆に言うと保湿成分の含有量が半端では無いということなので、溶けやすいことは良いことだと私は思っています。この柔らかな感触としっとりとした洗いあがりは使ってみなくちゃ解りません。是非一度この柔らかなしっとり感を体験してみてください。

参考文献 : 飛鳥新社 お風呂の愉しみ  株)学習研究社 はじめての手作り石鹸

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